アドバンスセミナー終了後、番外編へ
実はアドバンスセミナー終了後、この種のセミナーには実戦的な番外編が用意されている。
その後、セミナーの番外編への参加を決意した。番外編の費用はそれほど高くなかった。この番外編の目的は、セミナーで学んだことや体験したことを実際の社会で活用することである。
セミナーの番外編は、アドバンスセミナーの参加者で構成される。
そして、みんなで協力し合い、お互いに与え合うことで、自分が欲しいものを引き寄せる、というテーマのものである。
参加者同士で、どのような願望を実現したいか話し合った。驚くほど多くの人が共通の願望を持っており、それは「パートナーが欲しい」ということだった。参加者は20歳から30代前半までで、全員独
「もし自分が欲しいものがあれば、先に相手に与えなさい」
「愛が欲しければ、先にあなたの愛を示しなさい」
僕はなるほどと思ったが、そう言っても具体的に何をしていいのかわからない。
そして、Kさん曰く、
「ワクワクするように自分のことを表現するのが大事。例えば、パートナーに恵まれないのはあなただけではない。
他の人がパートナーに恵まれるように、何かイベントを開催してみては?」
と提案した。
僕たちはなるほどと感じた。
そこで、このような精神世界に興味がある方向けのパーティーを企画することになった。
パーティーの名前は「コズミックデスティニーパーティー」。直訳すると、宇宙的な運命の出会いのパーティーという意味になる。
会場はアートセラピーのスタジオを無料で利用することになった。
パーティーの準備期間は約1か月間。メンバーとは週に1回のペースでミーティングを持つことになった。
ミーティングの場所は新宿の東口から歩いて3分のカフェで、週に一度集まり、イベントのプログラムなどを決定していった。
郵便局のUchiさんは、ギターと歌が得意で、とにかく歌声が素晴らしい。さだまさしさんの歌だったかと思うが、ギターを弾きながらの生演奏をしてくれたこともあった。
イベントのプログラムには、Uchiさんのギターの演奏も取り入れることになった。
その他にも、簡単なヒーリングセッションなどを行い、参加者がリラックスできるようなプログラムを組むことにした。
今でも恥ずかしい、そして後悔している僕の裏切り行為
この記事を書く理由は、僕が当時のパーティで裏切り行為をしてしまったからだ。30年が経過した今でも、その行為を後悔し、恥じている。当時に戻れるなら、自分を殴ってでも止めたいと思うほどだ。その後悔が今でも胸に重くのしかかり、自分を許すために、この記事を書くことにした。
僕は参加者全員でミーティングして、イベントを計画していた。しかし、当日、僕は参加しなかった。
なぜ参加しなかったかというと、この日に毎年1回行われるアルバイトの飲み会があったからだ。僕は以前、学生が集まる1か月間のアルバイトに参加しており、最後には必ず飲み会が開かれた。そして、その飲み会とコズミックデスティニーパーティの日が重なってしまったのだ。
この飲み会は年に1回しかないので、僕にとっては非常に大切なものだった。最終的に飲み会を選んで、その決断を他のメンバーに伝えた。特にUCHIさんからは、その行為を裏切りとされた。
当時の僕は、他の選択肢がないと思っていた。しかし、実際にはバイトのメンバーに日程変更の希望を伝えればよかったのだが、その勇気が僕にはなかった。もし日程を変更してもらえなかった場合、自分は不要な存在になるのではないかと思い、言えなかった。
その後、飲み会には参加したものの、楽しむことができなかった。自分が他のメンバーを裏切ったことが頭から離れず、その行為の意味を深く考えるようになった。
30年以上の時を経ても、その気持ちは変わらない。
そして、今、その過去の過ちを清算したいと強く思っている。どのようにして、その過ちを清算することができるのだろうか?